大阪府警察本部から来賓を招いて「令和5年歳末防犯懇談会」を開催
大阪府遊技業協同組合は2023年12月12日、大阪市天王寺区の「シェラトン都ホテル大阪」において「令和5年歳末防犯懇談会」を開催しました。当日は、大阪府警察本部から奈良澤光昭生活安全部長、保安課の成岡信尚課長、林秀行課長補佐が来賓として出席しました。
あいさつで奈良澤生活安全部長は、大阪府下の犯罪情勢に言及。刑法犯の認知件数が増加傾向にあり、特に還付金詐欺や「サポート詐欺」と呼ばれるインターネット詐欺が増加しているとしました。ぱちんこ営業に関しては、「のめり込み・依存防止対策の推進」「ぱちんこ営業における広告宣伝の適切な運用」の2点について要請がありました。広告宣伝については「ガイドラインをあえて潜脱する形で行っているとしか思えない悪質な事例も見受けられる」と厳しく指摘。健全化に向けた取り組みの推進を要請しました。
これを受けてあいさつに立った平川理事長は、本年度の大遊協における「のめり込み・依存防止対策」を振り返り、「自己申告・家族申告プログラム」が大遊協傘下のすべての組合員ホールに導入されたことを報告。その上でプログラムの利便性の向上に今後も努めていきたいと述べました。「広告宣伝の適切な運用」については、自主的な取り組みの中で、「これまで同様に警察当局と連携し、不適切な広告宣伝を認知した場合は速やかに指導や警告を行い、是正を促している。引き続き、傘下組合員に健全化への指導を続ける」と応えました。
会の終了後は定例理事会を開催。総務、機械対策、事業開発、広報、生活安全対策の各委員会からの報告が行われました。また、理事会終了後には大阪府警察本部生活安全指導班による防犯教室、ならびに大阪府警察音楽隊による楽器演奏が行われました。